[blue sea]
今日も水平線に日が沈む。
ビサイドの海、いや海のずっと向こうに日が沈む。
海はオレンジ色に染まり、そして黒くなる。
そして再びオレンジ色となって、青の海が広がる。
そんな繰り返し。
夜。
海が黒く、光っている。
月が淡く反射して映っている。
ビサイドの海岸に、2人の人影。
ゆっくりと、海辺沿いの砂浜を歩いていく。
「暗い……ね」
「うん」
「ご、ゴメンね。こんな夜中に起こして」
「え?いや別に謝る必要無いっすよ?」
「?」
「ユウナと歩けるなら、いつでも楽しいから」
砂浜を歩いてく、元大召喚士とそのガード。
ユウナとティーダ。
「………」
「ユウナ、何で……」
「あっ、あのね。その、家の中とか……でもあんまり2人っきりって感じがしなくって…」
「え?」
「夜の海岸だったら、…静かだし…2人きりになれるかな…って」
「2人っきり……になりたかったんすか?」
「……うん」
「……そうっすね。家の中っていっても、村の中だし」
砂浜を歩いていく。
砂浜に足跡をつけていく。
ザクザクという足音が夜の海岸に響く。
「………海」
「え?」
「そういえば、ユウナ。湖行ったきり泳いでないっすね」
「あ。う、うん」
「どれぐらい息持つようになったんすか」
「まだ言って、なかったっけ」
「覚えてない」
「頑張ってるんだよ。でも……」
「やっぱ、ダメ?」
「3分くらい……」
「ハハハッ」
「ひ、酷いっ!笑うところじゃないのに」
「ご、ゴメン。でも……あっ、ちょっと待って!」
ユウナは頬をふくらませ、どんどん歩いていく。
ティーダはあとを追いかける。
ザクザクと、足音とともに付いていく足跡。
ユウナに追いついたティーダはスッと、ユウナの片手をとる。
彼女はそこで足を止める。
「うん……」
「え?」
「いいよね、3分でも」
「……?」
「もっと、はやくから練習しとけば良かったね」
「どうして?」
追いついたティーダに背を向けていたユウナは、彼の方に振り返る。
「キミと、一緒に泳ぎたいんだ」
「………」
「ううん、海だけじゃない。ずっと、一緒に居たいんだ」
「ユウナ……」
ティーダは正面からユウナをゆっくり抱きしめる。
ユウナも、彼の背中に手を回す。
「ずっと、一緒っすよ」
「うん」
「うーん……」
「何?」
「じゃあ今から練習ッス!!」
「へ?今から……?で、でもまだ夜中……」
「なーに言ってんの、ユウナ。ほら」
ティーダはユウナを離し、指を海へと向ける。
「あ……」
日が、昇ってくる。
海はオレンジに染まっていく。
「練習っすよ!」
「う、うん!!」
一緒。
変わらぬ日常の流れ。
一緒。
日が差し込み、オレンジとなって、青となる。
青はオレンジに、そして黒くなる。
一緒。
変わらないよね?
キミはここにいるよね?
一緒に居てくれるんだよね。
シンさまからいただいた素敵ティユウですvv
あっ、メールをいただいたときにもう作品コピペしておいたのですが、
ちゃんと訂正しておいたので大丈夫です。
シンさまの小説はこの小説からも感じるように、優しくて爽やかで、素敵ですよねーv
本当に、私は神様なのでしょうか…?(この小説は「もうすぐ10000Hit&
10000Hit御礼企画:お客様は神様です」という企画でいただいたので…)
でも、本当に10000Hitおめでとうございます!
シンさまのティユウ・ギプリュ・バラパイの小説メインの
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